マルチトラックレコーディングによる多重録音です。
この録音の特長は、それぞれの楽器がクリアな音で録音ができる事と、演奏を途中で間違えてもその部分だけの修正が可能です。
ただ演奏する方にはちょっとした慣れが必要かも・・・・・
それとOffice Mogの事情ですみませんが、出張録音なので一度に全楽器録音する機材量の運送が難しく、多重録音となった次第です。
どんな音に仕上がるか気になりますよね。
デモサンプルをこのページの下に置いてあります。是非ともご確認ください。
出張録音場所は8畳程の練習スタジオで録音後にミックスダウンしたデモサンプルです。
もちろん、演奏しているのはアマチュアバンドです。
ドラムス・ベース・ギター・ピアノ・ボーカル&コーラス編成バンドでの録音手順の一例です。
Step 1
最初にリズム隊であるドラムス&ベースの録音です。
まずはヘッドホンを装着しましょう。
さあ、ヘッドホンから聞こえるクリック音に合わせて二人で演奏開始
です。
何故二人だけか?というと、通常の練習場所で全員で演奏するとドラ
ムス録音用のマイクに他の楽器の音が混ざってしまうからです。
もちろん、ドラムスさん一人だけで演奏してもらってもいいのですが
ベースさんと一緒のほうが演奏にノリが出ますよね。
それと、ベースもアンプは使用せずにライン録音となります。
その為、ヘッドホンを装着しての演奏となります。
もしも、『他の楽器が無いと演奏しずらい!』といった場合には、他
の楽器の参加もOKですが、最初の録音ではドラムス&ベース以外は録
音されません。
さあ、OKテイクが出来たらドラムスさんとベースさんの出番はおしまい。お疲れ様でした!!
Step 2
次は、リズムを刻む他の楽器パートを多重録音していきます。
例えば、ギターのカッティングとピアノのアルペジオ等です。
ドラムス&ベースのプレイバックを聞きながら多重録音していきま
す。ここでもヘッドホンを装着しての演奏となります。
Step 3
続いてメロディパートやオブリガートバートの楽器を多重録音していきます。ここも
ヘッドホンを装着しての演奏です。
これが終わるとカラオケとなる楽器の録音はおしまいです。
ラフミックスでのプレイバックを全員で確認して演奏にミスティクが無いかどうかチ
ェックしましょう。
残念ながらここまで録音が進むと、ドラムス&ベースについての録り直しはこの時点
ではシンドイかも・・・・・・。
という事で最初のドラムス&ベースの録音は重要です。そう、バンドの屋台骨というか土台だもんね。
Step 4
さあ、ラフミックスしたカラオケをプレイバックしながらボーカルとコーラスの
録音です。
歌有りの曲は歌が命です。当り前か・・・ そこで
メンバー全員でボーカルやコーラスのプレイバックを確認しながらOKテイクが
出来上がるまで頑張りましょう!
OKテイクが出来たらこれで出張録音終了です。 皆さんお疲れ様でした!!
これで曲の素材収録が終わった事になります。
ここまでの録音平均時間は、楽曲の長さ、多重録音する楽器数によって差はありますが、初め
てであれば一曲あたり3時間程度です。録音での演奏手法に慣れてくると2時間以内で完成します。
Step 5
最後に、Office Mogにて出来あがった素材をミックスダウンします。
打ち合わせでのご要望に沿ったミックス内容に仕上げた後、マスターデータとしてお客様に納品いたします。
デモサンプルです。 ご確認ください。